おひさまだより
2014.11.09
利用者様のおめでたい報告
心温まる利用者様のおめでたい報告を聞いてください。
10月のある小春日和の穏やかな日です。利用者様の娘さんの結婚式がありました。利用者様は数年前に脳出血を起こされ左半身マヒ、失語症、胃瘻を造設され、自分のことができなくなりました。一生懸命にリハビリをしましたが、全介助が必要な状況です。呼吸状態も不安定で在宅酸素をされています。
しかし、利用者様を支えるご家族は私たちが本当に感心するほど心を込めて介護されていました。その利用者様の次女さんのおめでたい結婚式がきまったのは去年のことです。
どうしてもお父さんと車椅子でもいいからバージンロードを一緒に歩きたいと言われ、その娘さんの思いを是非とも叶えさせてあげたいとお手伝いさせていただくことになりました。この日のためにずいぶん準備し、みんなの熱い思いの中で素晴らしい結婚式を無事に行うことが出来ました。
本当にきれいな花嫁さん、いつもうとうとされていた利用者様でしたが、この日ばかりは凛々しく花嫁の父として精悍なお姿を見ることが出来ました。娘さんの心のこもった温かい手紙には思わずもらい泣きしてしまいました。
影のお仕事でしたが私も久しぶりに大緊張しました。でも本当に感動的な1日で忘れられない日となりました。娘さんがいつまでも夫婦仲良くお幸せになりますように、そして利用者様とこれからも変わりなく同様の長いお付き合いができますように心からお祈りさせていただきました。
ここにエントリー追記を書きます。